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親が免許を返納すると決めたものの、遠方に住んでいて日常の送迎は引き受けられない。そんなとき、最初に浮かぶのは「買い物と通院を誰が支えるのか」という心配です。返納直後は冷蔵庫に食材があり、次の受診日も先なので、困りごとが見えにくい場合があります。けれど、これまで車で済ませていた移動を一つずつたどると、必要な支えは整理できます。家族だけで埋めようとせず、買い物と通院を分けて考えてみましょう。
結論:買い物は定期化し、通院は予約ごとに組む
返納後の足は、遠方の子どもが毎回送迎する形に寄せず、買い物は「定期的に届く仕組み」、通院は「受診日ごとに移動と付き添いを組む形」で埋めるのが現実的です。
親が自分でできる範囲は残し、足りない部分を地域の交通、配達、生活支援サービスで補います。子どもの役割は運転手を引き受けることより、候補を調べ、親と一緒に予約方法や連絡先を整えることです。
買い物と通院では、必要な頻度も、急な変更への対応も違います。同じ人やサービスにすべて頼もうとすると、地域や時間の条件が合わないことがあります。最初から役割を分けると、家族の負担と親の不便の両方を調整しやすくなります。
親が免許返納したあとに起きやすいこと
食料品より先に、重い物や日用品で困る
近くに店があっても、米、飲料、洗剤、トイレットペーパーなどを持って歩くのは負担になりやすいものです。生鮮食品は近所で買えても、かさばる物だけ残る場合があります。
まずは「何を買えないか」を聞きます。食料品店までの距離だけを見て、徒歩で足りると判断しないほうがよいでしょう。配達可能な品目、注文方法、受け取りやすい時間は地域の店舗ごとに要確認です。
通院は移動だけで終わらない
受診日は、行きの交通に加えて、受付、待ち時間、会計、薬局、帰宅までを考える必要があります。親が一人で院内を移動できても、長い待ち時間のあとに帰りの交通を手配するのが負担になることもあります。
病院の送迎、地域のバス、タクシーなどが使えるかを調べ、必要なら付き添いを別に組みます。生活支援サービスへ通院付き添いを頼む場合、移動手段も含まれるか、交通費をどう扱うかは事前確認が必要です。
天候や運休で、予定が崩れやすくなる
普段は徒歩やバスで移動できても、雨、暑さ、積雪、運休が重なると難しくなります。「いつもの方法が使えない日」の代案がないと、食材が切れたり、受診日の変更に戸惑ったりします。
通常の手段に加え、タクシー会社、近隣の家族や知人、予約変更時の病院連絡先を控えておきます。急な強い症状など明らかな緊急時は、予定していた移動手段を待たず119番へ連絡してください。

帰省・電話で確認すること
帰省できるなら、これまで車で行っていた場所を親と一緒に書き出します。電話で確認するときも、「車がなくて困る?」という広い聞き方より、最近の行動を順番に尋ねるほうが具体的です。
- 食料品や日用品を、どの店で何日おきに買っていたか
- 重い物、冷蔵品、処方薬をどう持ち帰っていたか
- 通院先、受診頻度、予約時刻、薬局までの移動
- 徒歩、バス、タクシーで行ける範囲と、使いにくい時間帯
- 注文、予約、支払いを親自身で扱えるか
- 雨天や体調がすぐれない日に頼れそうな相手がいるか
候補を調べるときは、料金だけで決めず、予約期限、キャンセル方法、支払い方法、対応地域、家の中まで荷物を運べるかを確かめます。地域のコミュニティバスや乗合交通は、運行日、停留所、利用条件が変わる場合があるため、自治体などの最新情報をご確認ください。
通院については、病院に送迎の有無を尋ねても構いません。利用条件がある場合や、希望する時間に合わない場合もあるため、タクシーなど別の手段も控えておくと安心材料になります。
親に話す前に知っておくこと
親が支援を断る背景には、「まだ自分で買える」「知らない人を家に入れたくない」「お金をかけたくない」といった理由があります。免許返納を受け入れた直後なら、さらに生活まで管理されるように感じることもあります。
話すときは、「もう運転できないから宅配にしよう」と決めつけず、「飲料だけ届けてもらうのはどう?」「次の通院だけ付き添いを試す?」と、困っている場面を小さく区切ります。
親が歩いて店へ行くことを楽しみにしているなら、その習慣まで置き換える必要はありません。重い物だけ配達にし、生鮮食品は本人が選ぶなど、残したい行動を先に聞きます。
契約や支払いを家族が勝手に進めるのは避け、内容と費用を本人と確認します。断られた場合も、すぐ説得を重ねるより、困ったときに連絡できる候補だけ共有しておく方法があります。
免許返納後に合う見守り・サービスの形[PR]
買い物のうち、食事の準備や食材の持ち運びが負担になっているなら、冷凍の宅配食で一部を定期化する選択肢があります。
ウェルネスダイニングは、公式説明では、管理栄養士が監修した冷凍の宅配食で、塩分・糖質などを調整したコースがあるとされています。冷凍庫の空きが必要なので、注文前に保存場所と、親が無理なく温められるかを確認します。料金と配送地域は公式ページで最新情報をご確認ください。
宅配食だけでは、日用品の購入や通院の付き添いまでは埋まりません。買い物そのものや、受診日に付き添う人が必要な場合は、生活支援サービスを組み合わせる考え方があります。
イチロウは、公式説明では、介護保険では頼めない家事、買い物、通院付き添いなどを1時間単位で頼める高齢者向け生活支援サービスとされています。通院時は、付き添いの範囲と移動手段を申し込み前に確認してください。対応地域と料金は公式ページで確認が必要です。
どちらも返納後の生活をすべて任せるサービスではありません。宅配食は食事、生活支援は買い物や付き添いというように、親が困っている部分へ絞って検討します。
ウェルネスダイニングの料金と内容を公式ページで確認する(PR)
見守り以外の選択肢
利用できる交通や生活支援が分からないときは、親の住所を担当する地域包括支援センターへ相談する道があります。地域包括支援センターは、高齢者の暮らしや介護に関する相談窓口です。
親が要介護認定を受けていなくても、地域の移動支援、配食、自治体独自の制度などについて情報を得られる場合があります。利用条件や紹介範囲は地域によって異なるため、「免許返納後の買い物と通院に困っている」と場面を具体的に伝えます。
相談したからといって、すぐに介護サービスを始める必要はありません。どんな制度があり、どこへ問い合わせればよいかを知るだけでも、家族が遠方から探し続ける負担を減らせます。

次にすることは、車で行っていた場所を書き出す
次の電話で、親が車で行っていた場所を一緒に書き出してください。最初は「食料品店」と「通院先」の2つだけで十分です。
それぞれに、行く頻度、荷物、所要時間、代わりに使えそうな交通や配達を書き添えます。候補が決まらなくても、「買い物は配達を調べる」「通院は病院へ送迎の有無を聞く」と次の問い合わせ先が見えます。
返納後の生活を一度に完成させる必要はありません。親が今困っている移動から、1本ずつ代わりの道を作っていきます。

